兆候が現れた段階で来院

車椅子

信頼できる専門医を探す

脳の重さは体重の約2パーセントもあり、成人ならば1200から1600グラムもの重さがあるのをご存知でしょうか。大脳と小脳そして脳幹といった主要部位の他にも、沢山の神経線維や血管が複雑に絡み合って構成されている組織です。特に血管は酸素を運ぶ重要な役目を担っているので、途中でつまったりすれば組織が壊死してしまいます。この状態こそがいわゆる脳梗塞と一般的に呼ばれている疾患で、かつては日本人の死亡原因のトップにありました。しかし近年になって医療の進化とともに、死亡率は低下しましたが脳梗塞によって全身あるいは半身麻痺といった後遺症が残るケースが多いのです。脳梗塞が体の中で起こる直前には、何らかの形で兆候がおこるのですがほとんどの人はそれに気づかないまま発症してしまいます。発症しても早い段階で病院に行けば、それだけ早く治療が始められるので不安な兆候が現れたら救急車を呼びましょう。周囲に人がいる場合は、救急車の手配と詳しい病状を話しておくと運び込まれた後の対応と治療がしやすくなります。脳梗塞の治療は基本的に入院が必要となりますが、近年になってからはよい薬が複数開発されたので、手術せずにすむ場合もあるのです。それにはまずできるだけ早い段階で、専門医の診断を受けることが最も重要になるので日頃から何かがあった場合を想定しておきましょう。血液の固まりを溶かす薬から固まりにくい薬まで色々あるので、投薬治療であっても医師と患者が相談して決めることが大切です。