一刻も早い手当が必要

脳

小さな異常も見逃さない

脳梗塞は脳の血流が悪くなったり、血管が詰まってしまったりして脳の組織が死んでしまうという病気です。脳や心臓の病気は特に早期発見と早期治療が大切だといわれます。脳梗塞では言葉がうまく出ないとか、片側の手や足が思うように動かないといった前兆が見られることがあります。普段からこうしたことに気をつけておいて、少しでもおかしいと思うことがあったらすぐに病院を受診するように心がけましょう。特にお酒やたばこが好きな人、血圧や血糖値が高い人、運動不足の人などは注意が必要です。脳梗塞の治療法には、薬物を投与する治療法やカテーテルを体内に挿入する治療法などがあります。脳梗塞は発症して時間が経つほど治療が難しくなる病気なので、異変を感じたら躊躇なく救急車を呼び、病院で急性期治療を受けられるようにするのが望ましいといえます。脳梗塞を薬物で治療するには、tPAという薬を点滴によって投与します。この薬は血栓を溶かす作用を持つ薬なので、脳梗塞を起こしてから4、5時間以内であれば詰まった血管を再び通すことが可能です。まれに出血を引き起こすリスクがあるので医師の的確な判断が必要とされる治療法といえます。ただ急性期の回復率は高いことが評価されています。このtPAという薬で対処できなかった場合には、カテーテルを使った治療が検討されます。脚から挿入されたカテーテルを通じて血栓を回収する器具を脳まで送り届け、血栓が無事回収できれば血管に再び血が通い始めます。